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2026.06.15
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馬鈴しょでん粉 国内の作付面積と生産量
今週からは、今まで書き連ねてきたような、業者としてのコメントではなく、パブリックレポート等で過去に公表されている国産馬鈴しょでん粉を取り巻く状況をお知らせしていきます。
国内の作付面積と生産量の推移
独立行政法人 農畜産業振興機構(alic)が公表している「北海道産でん粉原料用ばれいしょ生産振興の取り組みについて」(2025年2月公表データ)によると、日本国内におけるばれいしょでん粉の本来の年間需要量は「約18万トン程度」とされています。これに対し、直近の令和6でん粉年度における国産ばれいしょでん粉の供給量は、前年度からの繰越分を含めても「15万9,700トン」程度にとどまる見込みとなっています。つまり、市場の需要に対して約2万トンもの絶対量が慢性的に不足している計算になります。
主産地である北海道におけるばれいしょの作付面積を振り返ると、平成14年産以降はおおむね4万ヘクタール前後で推移してきたものの、近年は減少傾向、あるいは低水準での横ばいが続いています。ホクレン農業協同組合連合会の資料「北海道産でん粉原料用ばれいしょ生産振興の取り組み」によれば、特に大きな不作に見舞われた平成22年、平成28年、令和2年の翌年には、種いもの確保が困難になったことや、農家の生産意欲の減退などから、翌年の作付面積が一段と減少するという悪循環が確認されています。これにより、実際の供給現場(片栗粉メーカーなど)では「必要量の約90%程度しか供給を受けられていない」といった慢性的な供給制限が常態化する事態となっています。
(出典:独立行政法人 農畜産業振興機構「北海道産でん粉原料用ばれいしょ生産振興の取り組みについて」 / ホクレン農業協同組合連合会「北海道産でん粉原料用ばれいしょ生産振興の取り組み」)
