閉じる

お知らせ NEWS

お知らせ

2026.06.19
  • お知らせ
  • 商品情報

EU産馬鈴しょでん粉 あれこれ ③

EU産馬鈴薯でん粉を導入する3つの大きなメリット

国産馬鈴薯でん粉の代替品としてEU産を導入することは、単なる不作時の「その場しのぎの応急処置」にとどまりません。中長期的な視点で見ると、食品市場の需要おいて、以下の3つの強固なメリットをもたらします。

 

メリット1:広大な土地と安定した気候に基づく「年間を通じた安定供給」

前述の通り、国内の馬鈴薯生産は北海道という単一の地域に約8割が集中しているため、北海道が冷害や猛暑、台風に見舞われると、それだけで日本全体の供給がストップするリスクを抱えています。

これに対してEU圏は、大陸規模の広大な栽培面積を誇ります。デンマーク、ポーランド、スウェーデン、ドイツ、オランダなど、複数の国にまたがって巨大な農地が分散しているため、特定の地域で局地的な天候不順が発生したとしても、エリア全体での相互補完が働き、総生産量が劇的に変動するリスクが低く抑えられています。

さらに、EUの主要なでん粉メーカーは、数万トン単位の巨大な備蓄サイロや洗練されたグローバル物流網を完備しています。これにより、年間を通じて必要な数量を、必要なタイミングで計画的に日本国内へ出荷・供給できる体制が確立されています。「原料が切れて工場が止まるかもしれない」という慢性的な心理的ストレスや経営リスクから解放されることは、食品メーカーにとって何よりのメリットと言えます。

 

メリット2:市場動向や為替により「コストを抑えられる可能性」

原材料を検討する上で、最も関心が高いのが「コスト」の面です。

近年の国産馬鈴薯でん粉は、絶対的な供給不足と国内の生産コスト(肥料、燃料、人件費)の上昇により、取引価格が高止まり、あるいは段階的な値上げが続いています。

一方、EU産の馬鈴薯でん粉は、広大な農地での徹底的な機械化(スマート農業)と、メガスケールによる大量生産・大量加工を行うことで、製造単価(スケールメリット)を極限まで低く抑えています。

もちろん、海外からの輸入となるため、為替(円安・円高)の変動や国際的な海上運賃の動向による影響は受けます。しかし、それらの変動要因を考慮に入れたとしても、国内産の大幅な需給逼迫に伴う価格高騰と比較した場合、EU産を導入することで「原材料コストを一定程度抑えられるケース」が多々存在します(市場動向やご購入条件によって異なるため、一概に断定はできませんが、コストダウンや価格の安定化に向けた有力な選択肢となります)。コスト構造を見直す契機として、見積もりやサンプルを比較する価値は非常に高いと言えます。

 

メリット3:欧州の厳格な品質管理基準(安全性の担保)

海外産の食品原材料を採用するにあたり、安全性を懸念される購買担当者の方もいるかもしれません。しかし、EU(欧州連合)は、世界で最も食品安全や品質管理に対する基準が厳格な地域の一つとして知られています。

EUで生産されるでん粉は、農場での栽培段階(残留農薬の厳格な規制や管理)から、工場の製造工程に至るまで、完全に可視化された「トレーサビリティー(生産履歴の追跡可能性)」が確立されています。

また、ISO9001FSSC22000BRCといった国際的な食品安全マネジメントシステムの認証を取得した最先端のHACCP管理工場で製造・パッキングが行われており、異物混入対策や微生物管理についても国産品と同等か、それ以上のクオリティコントロールが実施されています。さらに、EU産馬鈴薯でん粉は「食品」として安全に日本国内へ輸入され、通関時の厳格な検査もクリアしているため、最終製品のパッケージに裏付けられた安全性を求める日本の大手食品メーカーや生協、流通大手の厳しい採用基準にも十分に応えることができます。